イベント詳細

ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)と堀正文(ヴァイオリン)
NHK交響楽団トップメンバーによる シューベルト「ます」

 

■公演日時 2017年11月19日(日)
15:00開演  14:00開場
■公演場所 千里金蘭大学 佐藤記念講堂
※阪急北千里駅より徒歩約10分
■入場料 3,000円  小学生〜大学生1,000円
※前売・当日とも
※メイト割引あります
全席指定席
■前売開始日 2017年8月31日(木)
★メイト会員先行発売  2017年8月30日(水)
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シューベルト「ます」チラシ(表) シューベルト「ます」チラシ(裏) 佐藤記念講堂座席
(460KB) (541KB) 佐藤記念講堂客席図(453KB)
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ゲルハルト・オピッツさんインタビュー

ゲルハルト・オピッツ
(c)Concerto Winderstein
<ゲルハルト・オピッツと堀正文、NHK交響楽団のトップメンバーによるシューベルト『ます』>公演に出演するピアニスト、ゲルハルト・オピッツさんにメールでインタビューしました。

11月19日(日)に吹田へお越しくださることを心待ちにしています。
私たちの町のホール、メイシアターが今年1年間は修繕による休館中のため、吹田市内にある千里金蘭大学のホールを使わせていただいて今回のコンサートを開催します。
千里金蘭大学のホールは、素晴らしい音響とスタンウェイのピアノを備えており、オピッツさんにもきっと気に入っていただけると思います。
さて、今回のプログラムのメインであるシューベルト作曲のピアノ五重奏曲「ます」についてお伺いします。
とても美しい曲で、特に第4楽章が親しまれている曲ですね。私は全楽章を生演奏で聞くのは初めてでとても楽しみです。この曲の魅力についてお聞かせください。

 このピアノ五重奏曲には、シューベルトの人間性の中で最も特筆すべき側面が映し出されています。この壮大な作品を構成する5つの楽章には、それぞれに個性があります。第1,3,5楽章は生きる歓びや、前進する動き、若さ溢れる軽快さを表しています。音楽的言語を支配しているのは、踊りの要素なのです。第2、4楽章は、詩情、瞑想、思慮深さ、優しさ、黙想などが込められていますが、ここには歌曲の芸術への献身があるのです。全ての楽章が一つとなって素晴らしい物話を語りかけ、聴衆にはもちろん演奏する側にも歓びを与えてくれます。まるで5人がアイデアや意見を交わし、それぞれに聴き合い互いを驚かせたりする、生きた会話のようです。特にシューベルトの歌曲〈ます〉の変奏曲である第4楽章の中では、5人の奏者はそれぞれの楽器で成すことのできる奇跡を表現する機会に恵まれています。これは最高水準の室内楽なのです!

バイオリニストの堀正文さんをはじめ、NHK交響楽団のメンバーのみなさんとはこれまでも何度か共演なさっていますね。ご一緒した時の感想はいかがでしたか。

 1982年にソリストとしてNHK交響楽団と共演して以来、堀さんをはじめ、その後新たにメンバーになった方々と友人となり親交を深めていくことは、私にとって喜ばしいことです。2014年に初めて東京で室内楽を演奏する機会に恵まれ、シューベルトの作品をいくつか取り上げました。リハーサルもコンサートと同じく大いに楽しい時間となりました。そして私は今、大阪での仲間との冒険を心待ちにしています。私たちは今回も生き生きとした演奏をし、シューベルトの精神を捉えたいと思っています。

オピッツさんは、世界中数々のコンサートで演奏なさっていますが、コンサート出演の際、特に気を付けていることがおありでしたら教えてください。

 私は人生の生き方について、できるだけ多くのものを発見することにいつも喜びを感じています。それはこの世界の様々な部分を特徴づけているものです。例えば、ある地域の歴史と現在におけるその影響や、人々の交流の仕方、作家や哲学者の残したもの、そしてもちろん食文化などに興味を持つこともそうです。柔軟な気持ちで国や大陸を移動することは、私の人としての思考や感情における見識を深め、広げてくれます。そしてこれは、真に贅沢な経験なのです。また、自然の独自性と奇跡に熱中しており、本当に素晴らしい気持ちにさせてくれます。動物、植物、景色、気象現象など、これら全てが私のインスピレーションの源となっています。

オピッツさんは5歳からピアノをはじめ、11歳の若さでデビューなさいました。幼少期のピアノ、音楽との運命的な出会いの瞬間は衝撃的なものだったのでしょうか。それとも、とても自然な流れだったのでしょうか。

 音楽を大切なものだと考える家庭で育ち、幼い頃からずっと心と精神の中に音楽を育めたことは、とても幸運なことです。両親はプロの音楽家ではなく、アマチュアとして音楽を聴き、楽器を演奏することが好きでした。自宅にピアノを持っている親戚や友人に会ったことがきっかけで、私はこの楽器に強く惹かれてピアノを演奏する人を尊敬するようになりました。そして5歳の時、両親にピアノを買ってほしいとお願いしたのです。その時からずっと音楽を愛し、交響曲やオペラ、室内楽、歌曲など様々な分野のレパートリーの知識を広げてきました。誰かに勉強や練習をするように言われる必要はまったくありませんでした。全ては、私自身の興味と好奇心に基づいていたのです。

メイシアターの日頃の悩みの一つが、若い人にクラシック音楽の生演奏の良さを広めるにはどのような活動が必要なのだろうかというものです。
今回のコンサートも、少しでも多く若者のお客様にも聴いてもらいたい、という願いから小学生から大学生の入場券を低料金に設定しています。
若年層の音楽ファンを増やすために、どんなはたらきかけが良いと思われますか。オピッツさんのご意見を伺えると幸いです。

 シューベルトの生きた時代、さらには私が育った時代と比べても、現代の若い方たちは娯楽に対して際限のない可能性や誘惑に直面していると言えるでしょう。10代20代のうち、ほんの一部の人たちだけが、偉大な音楽の魔法の言葉に対する繊細な感受性を磨いているという事実を、私たちは認めなければなりません。しかもそれは、5〜10歳の頃に過ごす家庭での音楽環境に多くがかかっているのです。それでも私は前向きに考えています。私はクラシックのコンサートを聴きに来る若い方たちにたくさん出会ってきましたし、あなた方のように次世代の方たちにとって魅力のあるコンサートを作る人がいると知り、とても嬉しく思っています。学生向けに割引料金を設定したチケットを用意することは、とてもいいアイデアです。ここ数十年、ドイツでも同じことが実践されています。そしてこれは、多くの人が人生の早い段階で音楽の魅力と出会うことを可能にするのです。

お忙しいなかご回答いただき心よりお礼申し上げます。

インタビュアー:メイシアタースタッフ

【曲目】  
モーツァルト ディヴェルティメント ニ長調 K.136
ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96 「アメリカ」 より 第1楽章
ロッシーニ チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調より 第3楽章
チャイコフスキー 弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11より
第2楽章 「アンダンテ・カンタービレ」
クライスラー 美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛のよろこび
シューベルト ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D.667 「ます」

【出演】

ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
ゲルハルト・オピッツ
(c)Concerto Winderstein
ヴィルヘルム・ケンプに師事。師ケンプは、自身の解釈との著しい相似性に感服、彼の遺志により、オピッツはその音楽的伝統を引き継ぐ。
1977年、第2回ルービンシュタイン・コンクールで優勝、一躍、世界的に脚光を浴びる。翌年、名門ドイツ・グラモフォンより最初のレコードをリリース。1981年、ミュンヘン国立音大で開校以来最も若い教授となる。
これまでに、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル等世界の超一流オーケストラ、ジュリーニ、ムーティ、マゼール、メータ、コリン・デイヴィス、サヴァリッシュ、ブロムシュテット等の指揮者と共演。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、特にベートーヴェン、ブラームス、シューベルトのピアノ作品に関しては、世界最高の演奏者の一人として高く評価されている。
ドイツ・グラモフォン、BMG/RCA、ヘンスラーレーベルより40枚を超えるCDをリリース。
堀 正文(ヴァイオリン)
NHK交響楽団 名誉コンサートマスター
堀正文 富山県出身。ドイツ・フライブルク音楽大学で、ウールリヒ・グレーリング、ウォルフガング・マルシュナー各氏に師事。首席で卒業と同時に同大講師。翌年にはダルムシュタット国立歌劇場管弦楽団の第1コンサートマスターに就任。
ヨーロッパ各都市でソリスト、室内楽奏者としても活発な演奏活動を展開した。1979年9月、コンサートマスターとして入団。1993年にはデュトワ指揮/N響ヨーロッパ公演のソリストを務めるなど、重責を果たすとともに、内外の著名なオーケストラ等ともたびたび共演。日本音楽コンクールをはじめ、ジュネーヴ国際コンクールなど国際コンクールの審査員も数多く務める。後進の指導にも尽力している。
現在、NHK交響楽団名誉コンサートマスター。
松田拓之 佐々木亮 銅銀久弥 吉田秀
松田拓之
(ヴァイオリン)
NHK交響楽団
次席ヴァイオリン奏者
佐々木亮
(ヴィオラ)
NHK交響楽団
首席ヴィオラ奏者
銅銀久弥
(チェロ)
NHK交響楽団
次席チェロ奏者
吉田 秀
(コントラバス)
NHK交響楽団
首席コントラバス奏者
■チケット前売所
チケットぴあ http://pia.jp/ 0570-02-9999【Pコード:336-252】
ローソンチケット0570-084-005【Lコード:52516】
TNKツーリスト(JR吹田駅前)
メイシアタープレイガイド 06-6386-6333(9:00〜18:30)
メイシアターインターネット予約(24時間受付)

※メイシアターでのチケット電話予約はメイト会員様に限ります。
※車イス席の販売はメイシアタープレイガイドのみとなっておりますので、お求めの方はお問合せください。
※未就学児童はご入場いただけません。
※前売券完売の際、当日券はございません。ご了承ください。
※お客様用の駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。

■主催
(公財)吹田市文化振興事業団

■協力
千里金蘭大学

■本公演のお問い合わせ
メイシアター 06-6386-6333(9:00〜18:30)
メイシアターメイト入会案内